2017年09月25日

このひと月

もう、ひと月経とうとしてしている。納骨も済ませたのに、まだ騙されているような気がしている。時間が経つに連れて、寂しさが増して来る。こんな事をしてやったら良かった、あんな事をしなければ良かった、もっと優しくしてあげれば良かった、と、後悔の波が押し寄せて来る。言い方はおかしいかも知れないが、先に死んだ者勝ちだね、後に残された者は、どうしたって悔いが残ってしまう。納得出来る迄には、まだまだ時間がかかりそうだ。
8月25日の夜、葬儀プランナーに家に来て貰って打合せをした。私は翌日から熊本なので、帰ってからの葬儀では30日過ぎになってしまう。なので静岡の息子に頼む事にし、1日空けて27日に葬儀と決め、病院に近い葬儀場を決め予約を入れた。病院から葬儀場までの手配と参列者を決め息子に連絡、葬儀場での次第と手続きを決め、必要書類を揃えてプランナーに預けた。全てが終わった時は日付が替わっていた。
翌26日、朝6時に家を出て羽田へ向かう。準備は万端なので、安心して仕事に行かれる。だが参列者の人数等を連絡しなくてはならない。午後熊本からカミさんの身内と息子、プランナーに電話をして、最終確認をした。
27日、12時に病院へ迎えに行くそうだ。葬儀は桐ケ谷斎場で13時から、その時間私は東海大の高座に上がっていた。一席と質問コーナーを終えた頃、葬儀も無事終了した様だ。骨壺と書類は息子が預り静岡へ帰って行った。9月の頭に、受取りに行く予定だ。
29日夜、熊本より帰京。最終便で帰って来たので、荷も解かずに休んだ。
30日、区役所その他に諸届け、手続きがあるので、それらを書出し予定表を作成する。翌日が東北沢の稽古会だし、その次の日は静岡へ行くので、先ずは毎日の生活を優先する。
9月3日、静岡から骨壺と書類を受け取って来ました。仏壇等は有りませんので、箪笥の上に写真を置き、骨壺の傍に焼香の用意をしました。これで弔問に訪れた方を迎える事が出来ます。
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翌日、埋葬許可書等が用意出来ましたから、霊園に連絡して納骨日を決め、当日の手配を依頼しました。保険会社へ連絡し、契約内容の変更を申請すると、再入院の給付金が出ると言うので、給付金の請求書を申請します。年金事務所へ連絡すると、給付金が発生しないので、これで終了です。区役所は健康保険証、介護保険証、障害者手帳の変換があるのですが、後で住民票が必要になるので、一回で済む様に準備だけしておきます。
posted by 古今亭菊龍 at 09:20| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月26日

8月25日

明日の準備もあるので、早めに帰れる様に14時前に病院へ行くと、見た目は昨日と同じ状態ではあるが、全てが低い数値だった。今日は何とか持っても、明日はもう最後を迎えるかも知れない。葬儀社から言われた、家族立会い無しで、身体を引き取れるか聞いておかなければならない。
主治医が手術中の為、師長が応対してくれたので、もしもの場合を聞いてみると、家族と一緒でないと許可出来ないと言われた。したがって、私が帰京するまで、病院で預かってくれると言う。助かった。これで安心して仕事に行かれる。
病室へ戻り17時には退出しようと思いながら、手を握っていたら、16時半過ぎに急にモニターのアラームが鳴り、一時脈拍が0になってしまった。看護師達が慌てて大勢来て、処置をして脈拍が復活したが、その後酸素化の数値もどんどん下がって行き、気が付くと17時を回っていた。二度目が三度目かの心停止(脈拍0)の時に医師が、別の病室へベッドを移動しようとしたが、延命治療はしないと伝えてあったので、そのまま静かに見送る事となった。
モニターの数値は、激しく狂っていた。初めカミさんは眼を見開き、大きく痙攣する状態だったが、痙攣はおさまり、何か話しているように喉をならしていた。
18時頃、ああ、これで最後なんだなと思った。呼吸器を付けているので、その数値だけは提示されるが、呼吸器の方はブザーがなり、自発が無い事を表している。酸素化の数値は0、脈拍数だけが、時々現れていた。喉が鳴っているのは、呼吸器を着けているからなのだろう。
個室の病室へ移動し、そこで医師が死亡を確認した。6時48分。もう少しで誕生日が来たのに。65歳に、あと僅かな処で逝ってしまった。
それでもまだ、夢を見ている様な感覚だった。まだ、騙されている様な。でも、現実なんだ。カミさんは本当に、永遠の眠りについてしまったんだ。明日からの仕事の事で焦っている気持ちと、暫くこのままでいたい気持ちが戦っていて、頭の中は混乱していた。落ち着かなければ。落ち着いてゆっくりと考え直そう。
posted by 古今亭菊龍 at 05:08| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月25日

8月24日

今日は、色々とする事がある。明後日からの熊本行きの支度に、行っている最中、カミさんの病状の急変の対処を万全にしておかなければならない。まだ呼吸をし頑張っているのに、もしもの時を考えるのは辛い事だけれども。
父の眠る霊園の会社に相談をしてみた。私が不在でも、問題無く直葬して貰える様だが、予算が高過ぎて不満だった。他の会社を選べば、当社より抑えられるかも知れませんよ、の言葉に、他を当たってみたら、3/4で抑えられる処を見つけ、此処に相談し決めた。すぐに打合せをする事になり病院のロビーで待ち合わせる事になった。
あと、済ませておく事は、預金の移動だ。妻名義の口座では葬儀が出来ないから。
13時に家を出て郵便局、銀行を回り病院に着いたのは14時半だった。ロビーで待っていると、約束通りの15時に連絡があり、ロビーで打合せを済ませた。
そして病室へ入ると、 昨日と変わらずの状態。また来たよと手を握ると、その途端に、眼を見開いて激しい痙攣を始めた。前にも一度見たけれど、それ以上の激しさでびっくりした。下のフロアでいざという時の打合せなんかしたから怒ったのか、なんて思ったりした。控室で30分程待っていると、看護師さんが迎えに来たので戻ってみると、もう普通に戻っていた。私が頑張って生きているのに、何の打合せしてるのよ、と、怒っているようだ。
酸素量の数値は93前後を行ったり来たり、90を下がらなければ、まァまァなのかな。あと2、3日は大丈夫に見えるのだけど。こちらがそう望んでいるから、そう見えるのかも知れないが。
これで抜かりはないだろうか、まだ忘れている事は無いか、もう一度考えてみる。
posted by 古今亭菊龍 at 16:49| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月23日

8月23日

16時10分前に病室へ。昨日とほぼ同じ状態だった。保湿剤のお陰で、随分と手は綺麗になったが、浮腫んでいて表面がパンパンに張っていた。少し揉んであげてたら、良くなった様な気がした。
小水が殆ど出ていない。バイタルの数値がまァまァでもちょっと心配だ。
17時の回診で主治医と会えた。話を聞くと、やはり小水が出なくなった事での見立ての話だった。熊本行きは土曜からと言ったのだが、医師の経験から、小水が出なくなって3、4日後臨終と言うケースが多いそうで、熊本へ行ってる間に急変した時は、どう対応するかと聞かれた。連絡は受けるが帰京出来ないので、全てお任せしますと答えた。また、最短で金曜になるかも知れない。その場合は、連絡をするので来院して下さいと言われたが、翌日早くの便なので、これも悩める問題だ。何れにしても、もう葬儀社を用意しておかなくてはならない。カミさん名義の貯金も、凍結される前に引き出しておかなくては。生活費をカミさん名義の通帳に入れているのでね。もっと早くから考えていなくちゃならなかったのに、希望を持ち過ぎて、切羽詰まってしまった。明日は忙しい、寝ている暇なんかないぞ。しかし、こうしてカミさん見ていると、とても明日明後日、あと1週間とは思えないんたが。こんなに頑張っているんだもん。
posted by 古今亭菊龍 at 19:20| 東京 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月22日

8月22日

15時半に病院に着いて病室へ行くと、丁度看護師がバイタル測定をしている処だった。モニターを見ると、心拍数76、酸素量95、呼吸数35、やや呼吸数が多いものの、酸素量が上がってるじゃない。多少は昨日より良い状態なのかなァ。
昨日は手を洗ってくれたので、手がツルツル、スベスベになっていた。乾燥してカサカサの肌、日焼けの剥がれた皮膚みたいのが、ボロボロしていたのに、綺麗になっていた。今日は、足を洗ってくれたらしい。この看護師さん本当に良く世話をしてくれるし、気を遣ってくれる。ラジオの事もそうだし、ずっと口を開けて寝ているから、口の中が乾いちゃって可哀想だというので、オーラルバランスを買って来てと言われた。何時でも良いからと言われたが、私も夜勤の人に替わらないうちにと、スグに買って来た。
何か聞きたい事があれば言って下さいと言われたが、もう聞く事は何も無いかな。手術は無理な事は解っているし、大きな病気を三つ抱えているのだから、一つどうにかした所で二つ目三つ目がその間に何処まで蝕んでしまうか解らない。だから覚悟は出来ている。覚悟しているから、聞く事は何も無いんだ。
こんな状態でも、耳は聞こえている筈だから、沢山話しかけてあげて下さいと言われた。うん、耳元で良くささやいてあげてるよ。
夜勤との引継ぎ、今日もこれと言った悪い症状は無いみたいなので安心した。
暫くして主治医と呼吸器科の医師が回診に来た。呼吸器科の医師は、体力が弱って来て呼吸数が増えてますね、と言った。主治医は、酸素化状態が悪くなって来ていますね。血圧も低くなっているし、小水の量も減って来ています。余り良い状態ではないですね、と言った。その後で、今週は東京に居るのですね、熊本は来週?と言うので、いえ、26日の土曜からです、と言うと、解りました、それまでは東京にいるのですね、と言ったのだが、その辺りまでに何か起きてしまうのだろうか?少し不安が広がって来た。覚悟はしてるんだけどなァ。
そろそろ面会時間終了だ。モニターを見てみると、酸素量が100になってる。良くなっているのじゃないの?成程血圧は92/48で随分と低い。頑張らせたくないのだけれど、言ってしまうんだなァ、カミさん、頑張れ!

posted by 古今亭菊龍 at 19:39| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする